嬉々な生活

11月2日(日) 11:00
まつもと市民芸術館小ホール
アフタートーク
谷口慈彦監督 西口千百合さん
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監督:谷口慈彦
出演:西口千百合
2024年製作/91分/G/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
本作は“若手映像クリエイターの登竜門”として知られるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024の国際コンペティション部門に選出され、審査員特別賞とSKIPシティアワードのW受賞となった作品。磯部鉄平監督の作品『ミは未来のミ』(19)『コーンフレーク』(20)などのプロデュ―サーで、これが劇場デビュー作となる谷口慈彦監督のオリジナルストーリーで、最愛の妻を失ったダメージで万年床から出られなくなった父・賢介と、父や弟妹のケアを一身に背負うこととなった逞しい中学生、嬉々の関係性を軸に、大阪の団地をベースに描かれていく。ハラスメントの言動に無自覚な同僚教師への嫌がらせがやめられない嬉々の担任の先生(渡辺綾子)や、賢介の行動に怒りと疑問を持つ同じ団地の住民(内田周作)。大阪の土地柄を反映した距離が近くて、お節介で、どこか不器用な大人たちが織りなす人間模様を、嬉々のクールな眼差しが責めるわけでもなく、慈しみと優しさで浮き彫りにしていく。
爽子の衝動

11月2日(日) 14:00 まつもと市民芸術館小ホール
アフタートーク
戸田彬弘監督 古澤メイさん
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監督:戸田彬弘
出演:古澤メイ 小川黎
2025年製作/45分
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
「市子」の戸田彬弘監督が手がけたオリジナルの中編作品。生活保護の水際作戦やヤングケアラーなどの社会問題をテーマに、絶望的な環境での生活を強いられる若者に焦点を当てて描いた。
四肢麻痺と失明を抱える父・保と暮らす19歳の爽子は、絵を学びたいという夢を内に秘めたまま、介護と生活費のために日々を費やしている。生活保護の申請も水際作戦で通らず、社会から孤立していく中、唯一頼りにしていた訪問介護士が交代となり、不安を募らせる。ある日、ケースワーカーの訪問をきっかけに、爽子の生活はさらに不安定になり、心のバランスを崩していく。そんな中、新しい介護士・さとが現れるが、抑えきれない衝動によって、爽子は取り返しのつかない行動へと駆り立てられていく。
※本作には性的暴行や性的描写を含むシーンがあります。
ご鑑賞の際はご留意ください。