
12月14日(日) 10:00
まつもと市民芸術館小ホール
下記より前売券お求めになれます
監督:込山正徳
2025年製作/90分 配給:アギィ
漫画家・中沢啓治が自身の被爆体験をもとに描き、反戦・反核を訴える漫画として読み継がれてきた「はだしのゲン」を題材に取り上げたドキュメンタリー。
原爆で被爆した主人公の少年ゲンが、家族を失い、貧困や偏見に苦しみながらも力強く抜く姿を描いた「はだしのゲン」。「週刊少年ジャンプ」での連載が始まった1973年から半世紀、25カ国で翻訳出版され世界中で読まれ続けてきたが、近年は「描写が過激」「間違った歴史認識を植え付ける」と学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から消えたりするなど、大きな議論を呼んでいる。
「はだしのゲン」が人々をここまで熱くさせるのはなぜなのか。本作では、作品誕生から現在を見つめることで、世界に溢れる怒りや悲しみ、優しさを映し出していく。2024年9月放送のBS12スペシャル「『はだしのゲン』の熱伝導 原爆漫画を伝える人々」を映画化したもので、監督は数々のドキュメンタリー番組を手がけ、本作が映画初監督となった込山正徳。「香川1区」「国葬の日」の大島新、「NO 選挙,NO LIFE」の前田亜紀が共同プロデューサーとして参加。
空族 富田克也さん 相澤虎之助さんを迎えて忘年会上映会
サウダーヂ

12月14日(日) 11:40
まつもと市民芸術館小ホール
下記より前売券お求めになれます
監督: 富田克也
脚本 相澤虎之助 富田克也
出演: 鷹野毅 伊藤仁 田我流
2011年製作/167分/日本
配給:空族
富田克也監督が2011年に手がけた作品で、第33回ナント三大陸映画祭グランプリや第66回毎日映画コンクール日本映画優秀賞&監督賞など国内外で映画賞を受賞し、富田監督らによる映像制作集団「空族」の名を一躍世に知らしめた出世作。不況と空洞化の進む日本の地方都市を舞台に、日系ブラジル人やタイ人の労働者たちが、過酷な条件の下で働きながら懸命に生き抜く姿を描き、移民問題の実態をあぶりだした。ヒップホップグループ「アーミービレッジ」のクルーの猛は、派遣で建設現場の作業員として働き始め、そこで現場一筋に生きてきた精司や、同じく派遣のタイ帰りの保坂と出会う。彼らにタイパブに連れていかれた猛は、盛り上がる精司や保坂に違和感を覚える。やがて外国人を敵視するようになった猛は、ある行動に出る。
潜行一千里 ILHA FORMOSA

12月14日(日) 14:50
まつもと市民芸術館小ホール
富田克也さん 相澤虎之助さん
アフタートーク予定
下記より前売券お求めになれます https://teket.jp/1841/61152
2025年製作/79分/日本 配給:空族
「サウダーヂ」「バンコクナイツ」「典座 TENZO」などの作品で注目を集めてきた映像制作集団「空族」が、台湾で撮影予定の新作映画のリサーチの過程を記録し、麗しの島・台湾の現在をとらえたドキュメンタリー。
制作する映画の舞台となる場所を徹底的にリサーチして撮影に臨んできた空族。2026年に台湾を舞台にした新作映画を撮影する予定の彼らは、2020年以降、コロナ禍の最中に何度も現地を訪れリサーチを重ねてきた。彼らはストリートに流れる音楽に導かれるように、台湾原住民たちの住む村へと足を運ぶ。アミ族の住む花蓮県タパロン集落、そこから3000メートル級の中央山脈を越えてたどり着いたセデック族の集落、そして台湾最南端に位置するパイワン族の村。失われつつある原住民の言葉でラップをする若者たち、原住民の伝統音楽を現代にアップデートして新しい音を生み出そうとするアーティストなど、旅の道中で出会った人々と交流を深めていく彼らだったが、日本を含むさまざまな国からの侵略の歴史も知ることになる。