松本の雄大な山々が育み、川となって市街へと注ぎ込む水は、さまざまなかたちで人々の生活を潤します。
そんな松本の「水」を五感で楽しむ、2泊3日のモデルコースをご紹介します。
1日目 | 乗鞍で宿泊。自然と温泉に癒される |
2日目 | 乗鞍でのアクティビティを楽しむ |
3日目 | 松本城下町で湧水巡り、文化に触れる |
乗鞍で宿泊。自然と温泉に癒される
松本駅に到着したら、松本電鉄・上高地線と路線バスを乗り継いで、乗鞍高原に向かいましょう。
電車とバスの車窓からは日本ならではの田園風景が楽しめます。
「水殿ダム」バス停で途中下車をして「道の駅 風穴の里」に立ち寄ります。
ここには“天然の冷蔵庫”として古くから地元の暮らしを支えてきた風穴(ふうけつ)があり、現在でも地元の酒造が日本酒の貯蔵などに活用しています。
ご当地グルメの「山賊焼き」もおすすめです。
この日の宿泊地・乗鞍高原に到着です。国立公園にも指定されているこのエリアは、四季折々の豊かな自然が魅力です。
白濁のにごり湯「のりくら温泉」の天然温泉を楽しめる温泉宿では、ゆっくりと日々の疲れを癒すことができます。
乗鞍でのアクティビティを楽しむ
乗鞍では、季節や好みに応じた様々なアクティビティが楽しめます。乗鞍の自然を全身で感じましょう。
草原景観が魅力の「一ノ瀬園地」など、乗鞍高原エリアをマウンテンバイクで巡ります。天然のスプラッシュを感じながらクリークを走り抜けると爽快です。
地元ガイドの案内で乗鞍高原をトレッキング。この土地の動植物や地元の人の暮らしぶりなど、ガイドさんの話を聞きながら歩くと色々な発見があります。
滝のしぶきを感じながら食べるお弁当は格別です。
標高2,700mまでバスで移動できる乗鞍岳は、初心者から上級者まで楽しめます。
知る人ぞ知るルートを登山ガイドに案内してもらい、乗鞍岳の雄大な景観を存分に味わいます。
乗鞍高原ではその他にも、夏はウォーターアクティビティ、冬はスノーシューやスキーなどの雪遊びが楽しめます。
乗鞍でのアクティビティを終えたら、松本市街地へ戻って宿泊します。夜は松本のバー文化を楽しむのもおすすめです。春には桜のライトアップ、冬には松本城のイルミネーションが街を彩ります。
松本城下町で湧水巡り、文化に触れる
城下町の歴史と文化を色濃く残す松本市街を散策します。
通りのいたるところに井戸や湧水スポットがあるなど、街と水との密接な繋がりが感じられます。ぜひマイボトルをもって散策しましょう。
街のシンボルとして地元の人々に愛されている国宝・松本城を見学します。白と黒の天守は、バックの雄大な北アルプスと美しいコントラストを作り、湧き水を利用したお堀に反射する景色は幻想的です。
城内で保管される多くの武具や資料などが、武士や忍者が活躍した時代の歴史を伝えています。
松本城下町で湧水巡り、文化に触れる
「兵糧丸(ひょうろうがん)」は忍者の行動食として作られていた飴で、松本城で保管されていた古文書をもとに現代によみがえりました。江戸時代から続く老舗飴店で、城下町の歴史を感じながら兵糧丸を作ってみましょう。
松本の豊潤な水を使って作られる蕎麦は、こしが強く香りが高いのが特徴で、市街でのランチとして大変おすすめです。