2024年の冬、長野を代表する観光都市・松本をとことん楽しみ尽くした彼らが、
2025年の冬シーズンに再び松本にやってきた!

今回は、松本が誇る観光地である市民の憩いの聖地「温泉」と「スノーアクティビティ」を舞台に、
なにか面白そうなことを始めようとしているのだ。

今シーズンの松本は、温泉とスノーアクティビティから目が離せない!

温泉

街の中に国宝の建築物を二つも有する観光地・松本ですが、本当の松本のお楽しみは“温泉”。

日本でも屈指の温泉数を誇る長野県の中でも、松本市周辺には全国的に名高い名泉が目白押し。

今回は松本市の温泉の魅力とともに、浅間温泉(あさまおんせん)と白骨温泉(しらほねおんせん)を紹介します。

トドメに、温泉。松本。
歴史ある温泉

日本の温泉ブームは、明治時代に掘削技術が発達してから始まったとされます。でも、松本で最も古い浅間温泉の開湯は、なんと飛鳥時代だそうです。つまり松本では1300年以上もずっと温泉ブームが続いているということ。他にも、奈良時代に開湯された「美ケ原温泉」(うつくしがはらおんせん)や鎌倉時代に発見された「崖の湯温泉」(がけのゆおんせん)、「奈川温泉」(ながわおんせん)など、松本なら日本の温泉ブームの源泉をめぐる旅が楽しめます。

温泉の多様性

長い歴史を持つ松本の温泉だけに、温泉の個性もバラエティ豊か。お洒落な温泉街で食べ歩きを楽しめる浅間温泉、秘湯情緒たっぷりの白骨温泉、強アルカリの泉質が美人の湯と名高い渋沢温泉、スキー場へのアクセスが抜群の乗鞍高原のりくら温泉郷、善光寺に向かう旅人が湯治で利用したと伝わる穴沢温泉などなど。それぞれ異なる魅力を持つ16カ所の温泉が、その場所でしか楽しめない温泉体験を用意して訪れた人をおもてなしします。

温泉① 浅間温泉

松本駅からバスで20分という恵まれた立地の浅間温泉。昔ながらの風情あふれる温泉街は、竹久夢二や正岡子規らの文人が愛したという記録が残っています。今日では、古い建物をリノベーションしたおしゃれなカフェやベーカリーショップ、人気の和菓子店、老舗の街中華、宿泊もできるブックストアなど、レトロな雰囲気と新しさが融合した観光スポットとなっています。また、浅間温泉はそばの名所。せっかく冬の浅間温泉を訪れたなら、ぜひ香り豊かな新そばをご賞味ください。

温泉② 白骨温泉

北アルプスの名峰・乗鞍岳の山麓にある白骨温泉。600年以上の歴史を持つ深い樹林と渓谷に囲まれた静かな温泉地です。単純硫化水素の湯は、空気に触れると石灰分が白濁して湯舟に付着して白い骨のように見えたことからこの名前が付けられました。このお湯が冷えた体を芯から温めてくれるため、「3日入れば3年風邪をひかない」と言われるほど。川のせせらぎと虫の声しか聞こえない中で見上げる星空は格別です。

温泉地の一覧 松本市地図
スノーアクティビティ スノーアクティビティ

松本市を中心とする長野県中部は、北西からの季節風が北アルプスにさえぎられるためさわやかな

晴れの日が多く、冬に降る雪も水分の少ないパウダースノーになりやすいのです。

それが、松本がスノーアクティビティに最適だと言われる秘密。事実、松本市周辺にはスキーやスノーボード、

さらにはソリ滑りなど、ファミリーからベテランまで誰もが冬を思う存分満喫できるスポットであふれています。

ほっとスキー乗鞍・野麦
松本市内のスキー場

松本市を中心として南北に伸びる松本盆地は、年間を通して降水量が少なく湿度が低い「中央高地式気候」に属します。特に冬は放射冷却現象で温度が下がるため、盆地の斜面には良好なスキー場・スノーボード場が数多く作られました。松本市内にはMt.乗鞍スノーリゾートと野麦峠スキー場があります。どちらも、午前中に日が当たり、午後は日陰になって雪面が温まりにくい東下がりの斜面に位置しており、良好な雪質が保たれやすいのも嬉しいポイント。しかも松本周辺は北信州の大型スキー場と比べて混雑していないため、ご家族連れや初心者も安心してゆったりと楽しめます。

Mt.パウダー天国、Mt.乗鞍スノーリゾート Mt.パウダー天国、Mt.乗鞍スノーリゾート

Mt.乗鞍スノーリゾートは、松本市内から車で約1時間の乗鞍岳の山麓に位置するスキー・スノーボードゲレンデ。標高1500~2000mという高地のため朝夕の冷え込みが強く、一粒ずつの雪の結晶が形を残したままゲレンデを覆います。こうして積もった雪は手で触れると指の間からさらさら滑り落ちることから、スキーヤーの間では「乗鞍パウダー」と呼ばれます。4基のリフトで結ばれた16本(※)のコースはバリエーション豊富で、初心者から上級者まで楽しめます。最大傾斜35度の上級者向け「かもしかコース」は、松本市街まで見渡せる屈指のビューポイント。よりワイルドに楽しみたい方にはバックカントリーヤードもあります。乗鞍は温泉地でもあり、宿泊施設や日帰り入浴施設で温泉を楽しめます。さらに車で20ほどの所には白骨温泉もあります。

※コース数は年によって変わります。

©のりくら観光協会

お得なサービス

シーズン中の週末には、松本駅前の松本バスターミナルからMt.乗鞍スノーリゾートまで無料の往復シャトルバスが運行(※)されるため、電車で来ても大丈夫。しかもバス停留所の目の前には、お子様がソリや雪遊びを楽しめるキッズパーク「のりくランド」がありますから、小さなお子様連でも一日中楽しめます。気になるリフト券の価格も、なんと18歳以下は無料! その他、全国の大学生や長野県や岐阜県高山市などにお住まいの方、お勤めの方への割引もあります。人に優しく、おサイフにも優しいスキー場です。

※予約制。運行日はサイトでご確認ください。

圧巻のダウンヒル、野麦峠スキー場 圧巻のダウンヒル、野麦峠スキー場

ゲレンデトップの標高は2,130mで国内トップクラス。正面の乗鞍岳の眺望は圧巻で、穂高連峰、御岳山、遠くは白山まで見渡せます。高速リフト2本乗り継ぐだけで、標高差730mを一気に滑降できる滑りごたえのあるスキー場です。下部には初級者ゲレンデやキッズパークもあり、ご家族連れも安心して楽しめます。地元企業が運営し、住民有志が企画したイベントなどアットホームな雰囲気が漂います。スキー場の位置する奈川地区は、良質な蕎麦の産地であり、「とうじそば」発祥の地。スキー場近くのお蕎麦屋さんで美味しい蕎を楽しむのもおすすめです。松本IC、塩尻IC、伊那ICから車で約60分と、多方面からアクセスできるのも魅力です。

お得なサービス

野麦峠スキー場のリフト券は、1日券が4,000円とリーズナブル。しかも高校生まで子供料金。平日割引もあり大変お得です。

市街地 観パ良し 市街地 観パ良し

観パとは「観光パフォーマンス」の略。観光に費やした時間やコスト、移動にかかった労力に対して、
どれだけ大きな満足度が得られたかを示す言葉です。その意味で、松本は近い距離に二つの国宝があり、
その付近に城下町や博物館、美術館などが立ち並ぶ、観光パフォーマンス最高の街。

おまけに周遊バスやシェアサイクルなども充実していますから、徒歩だけではなくさまざまな移動手段を自由に選べます。

観パで選ぶなら、松本です。

観パ良しまつもと第一話
松本城・旧開智学校、城下町、博物館・美術館 松本城・旧開智学校、城下町、博物館・美術館

松本のシンボルといえば、何と言っても国宝・松本城。そしてもう一つ忘れてはならないのが、お城から徒歩7分の国宝・旧開智学校。こんな近くで二つの国宝を見られるのも、観パシティ松本ならでは。そしてグルメを楽しみながら風情あふれる城下町を歩けば、遠くからでもよく目立つ、外壁に真っ赤な水玉を配した松本市美術館が現れます。他にも松本市立博物館、松本市時計博物館などがお城の周囲に立ち並びます。歴史とカルチャーとグルメをすべて満喫できる。それが松本なのです。

松本は関東・関西から意外と近い

東京から

新宿駅-松本駅

中央線「特急あずさ」で約2時間30分~50分

東京駅-長野駅 松本駅

東京駅から長野駅まで約1時間30分~50分
長野駅から松本駅まで特急で50分
東京・千葉からの直通特急あり

大阪、京都、名古屋から

新大阪駅-京都駅-名古屋駅 松本駅

新大阪から名古屋まで
「新幹線ひかり・こだま・のぞみ」で約50分~1時間10分

名古屋から松本まで「特急しなの」で2時間

福岡、札幌、神戸から

福岡(福岡空港)~信州まつもと空港約90分

札幌(新千歳空港)~信州まつもと空港約95分

神戸(神戸空港)~信州まつもと空港約60分

松本市内にはバス・シェアサイクルが充実 松本市内にはバス・シェアサイクルが充実

松本周遊バス
「タウンスニーカー」

松本市内で動く赤い水玉を見かけたら、それが松本周遊バス「タウンスニーカー」。松本駅を起点に、松本城や旧開智学校、博物館、美術館などを巡ります。1日乗車券は500円と、超お得。また温泉地まで行けるようになった「タウンスニーカーPLUS 24時間券」も便利です。

シェアサイクル

松本駅お城口広場・松本バスターミナル前など、市内37カ所のステーションで自由に自転車を借りたり返却したりできるシェアサイクル。料金は30分まで130円、以降15分ごとに100円加算されます。ヘルメットの貸し出しサービスもあります。

SOUNDs MATSUMOTO SOUNDs MATSUMOTO
SOUNDs MATSUMOTO

「SOUNDs MATSUMOTO」とは、松本市が制定した新しい観光コンセプト。壮大な山々、美しい水の流れ、育まれてきた文化、そしてここに暮らす人々。そんな松本市のさまざまな魅力と可能性が共鳴し、ハーモニーを奏でながら日本、そして世界に広がってほしい。そんな思いが込められています。ロゴマークに使用されているキーカラーは、松本市の空と水のブルー、自然のグリーンの象徴。背景の波形は、音を表すと同時に、松本の稜線や街並み、水、歴史や人のつながりを表現しています。