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観パとは“観光パフォーマンス”の略。
観光に費やした時間やコスト、移動にかかった労力に対して、どれだけ大きな満足度が得られたかを示す言葉です。
そして松本は、日本でも有数のハイ観パシティなのです。
松本のシンボル、国宝・松本城の周辺は、風情あふれる城下町。どこか懐かしい街並みに癒されながら、のんびり散策を楽しみましょう。市内各地に点在する美術館や博物館でアート作品に触れた後は、お洒落なカフェでひとやすみ。歴史とカルチャーとグルメをぜんぶ満喫できる。それが松本なのです。
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松本市街地の観光スポットは、松本城から徒歩圏内にあります。JR松本駅もそのエリア内。クルマで行って駐車場を探すくらいなら、電車で行って市内を歩いた方がだんぜん便利で、冬タイヤの心配もいりません。歩き疲れたら、市内バスやシェアサイクルを利用するという手もアリ。
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観光怪人オオトリップに案内されて松本にやってきた鷹の爪団。松本城や城下町、美術館、博物館などの観光地を巡りながら、松本の観光パフォーマンスの良さを実感する。そしてついに、自分たちが世界征服をするために何が足りないかを気づくのであった。
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現存する五重六階の天守の中で最も古い松本城。
築城から400年以上が経過した今も、北アルプスの山々をバックに堂々とそびえ立つ美しい姿は、
松本のシンボルであると同時に観光の拠点となっています。
防水効果のある黒漆を塗った板塀と、白い漆喰の壁が美しいコントラストを織りなす松本城。天守の最上階からは、松本市街から遠く北アルプスの山々まで一望できます。徳川3代将軍・徳川家光が月見をするためだけに築かれた月見櫓も一見の価値アリです。
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
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松本城を訪れた鷹の爪団。ここで彼らは、城を現在の形にしたのが、徳川方から豊臣方へ寝返った(諸説あります)有名な戦国武将・石川数正だということを知る。彼と彼の息子康長が作った100カ所を超える鉄砲穴や厚さ30センチの壁を見て、戦う武将の「本気」に鷹の爪団は激しく心を打たれたのであった。

観パ最高の松本ですから、松本城から少し歩けばもうそこは風情あふれる2つの城下町。
お洒落なカフェで賑わう縄手通りと、蔵が立ち並ぶ中町通り。
異なる表情を見せる二つの小路で、買い物とグルメを堪能しましょう。
縄手通りは四柱神社(よはしらじんじゃ)の参道として整備された小道。一年中歩行者天国になっていますから、いつでも安心して散策できます。中町通りはなまこ壁の土蔵が並ぶ、古い街並みの商店街。どちらもお洒落なカフェやレストランが充実していますから、松本グルメも楽しみましょう。

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城下町を探索する鷹の爪団。縄手通り・中町通りを歩いていると、お腹が空いて食べ物の話題に。
すると驚愕の事実が発覚する。吉田くんのふるさとである島根の「出雲そば」と、松本が誇る「信州そば」の間には、深い深い因縁があったのだ。
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松本は、別名「学都」と呼ばれるほど、古くから市民の学問と芸術に力を入れてきた街。
世界的なアーティストの草間彌生さんの出身地でもあり、街中がまるごと美術館や博物館になったように、
さまざまな芸術作品であふれています。
派手な赤い水玉の建物が見えたら、それが松本市美術館。館内には草間彌生さんの作品がいっぱい。他にも城下町の徒歩圏内には、松本市立博物館や、はかり資料館、時計博物館、市民芸術館など、松本ならではのカルチャーを堪能できる多彩な文化施設でいっぱいです。
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松本市美術館で、多種多様な作品のパワーに圧倒されまくった鷹の爪団。他にも市内各所に文化施設があることを知り、松本の観パの良さを改めて実感する。そしてついに、世界征服のために自分たちに足りなかったものが何だったかをついに気づくのであった。

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観パ良しの松本は、主要な観光ポイントがギュッとつまった観光コンパクトシティ
また市民の足として親しまれる「タウンスニーカー」や「シェアサイクル」も充実しているため、松本観光はクルマよりも徒歩の方が圧倒的に便利です。
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①松本周遊バス「タウンスニーカー」
松本市内で、動く赤い水玉を見かけたら、それが「タウンスニーカー」。松本駅を起点に、松本城や旧開智学校、博物館、美術館などを巡ります。1日乗車券は大人500円(こども250円)と超お得。
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②シェアサイクル
市内37カ所のステーションで自由に自転車を借りたり返却したりできるシェアサイクル。料金は30分まで130円、以降15分ごとに100円。ヘルメットの貸し出しサービスもあります。
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