OMF ガボール・タルケヴィによるトランペット 楽器クリニック

2019.8.21
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OMF ガボール・タルケヴィによるトランペット 楽器クリニック

世界的トランペット奏者 ガボール・タルケヴィさん(2005年からベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席奏者を務めています。)による 楽器クリニックがありました。
楽器クリニックは、一流の奏者たちから丁寧に楽器の基礎やコツを教えてもらえると人気で、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーが地元の学生たちを対象に、例年行ってきたオープンイベントのひとつです。タルケヴィさんがOMFで楽器クリニックを行うのは初めてです。
今回はザ・ハーモニーホールで行われました。

地元の小学生3人・中学生7人・高校生6人、大学生1人が、トランペットクリニックとグループレッスンを行いました。

ただ吹くのではなくて歌うように、
フレーズを考えながら、4つの音を吹いていても一つの音を吹いているように、最後の音まで考えてつなげていく。
とにかくつなげる・つなげる・・つなげる!と本当に基礎から教えていました。

教えてもらった後は本当に音が変わってきました。
参加者にとってまたとない貴重な経験となったとおもいます。

クリニックの後には、小澤征爾音楽塾オーケストラのトランペット奏者2名の受講によるマスタークラスを行いました。
クリニック、レッスン、マスタークラスの様子は、一般のにも公開しました。二人ともレベルは高いのですが、タルケヴィさんが吹くと全然違うんですよ。もっと高くと思うのが音楽だと言っていました。立ち位置から呼吸の仕方まで丁寧に教わっていました。
受講生:谷口真由さん
演奏曲:ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.Vlle:1

受講生:山川永太郎さん
演奏曲:オネゲル:イントラ―タ

どちらもピアノ伴奏は 永原緑さん

ガボール・タルケヴィ Gábor Tarkövi
1969年ハンガリーのエステルゴムで音楽家の家系に生まれる。ベルリン交響楽団ソロ奏者、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管首席、バイエルン放送交響楽団ソロ奏者を経て、2005年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。2018年よりベルリン芸術大学教授。オーケストラ活動に加え、ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテットなどの室内楽も定期的に演奏している。
フェスティバルには、2007年(当時:サイトウ・キネン・フェスティバル松本)から出演。本年のセイジ・オザワ 松本フェスティバルには、オーケストラ コンサート Aプログラムに出演します。