2008年2月2日の上高地の様子

2008.2.3
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2008年2月2日冬の上高地の様子を報告します。

まずは、上高地への入り口、釜トンネルを歩いて抜けました。結構傾斜があリ、1000m強あるので、30分程はかかります。ライトは付いていますが暗く、シーズン中は、大きなバスが行き交うトンネル内の中央を歩いて行くのは不思議な感覚です。

トンネルを抜けると雪国。この日は積雪があった直後ですが、車道は工事用の車両が通った後、歩道もすでに人が入って踏み固められていて、途中まではスノーシューも要りませんでした。

 

 

 

 

少し行くと林道と分岐するので、右側の道をたどると、少しすると大正池に着きます。

大正池はほとんど凍結していて、樹氷と凍った池と向こうに見える雪を頂く穂高の銀世界、モノトーンの世界が幻想的です。

 冬の焼け岳。夏とは違った趣きがあり、壮観です。

河童橋。シーズン中の喧騒がうそのように人はまばらで静かです。森の中に入ると、聞こえるのは時々鳥の声だけ。完全な静寂です。

 特別天然記念物として有名なケショウヤナギが赤く色付いているのが見えます。

帰りはスノーシューを履きました。たくさん雪が降った後でなければ、靴でも全工程何とか歩けますが、河童橋付近の森の中はスノーシューの方が若干楽でした。スノーシューは沢渡のペンションでレンタルできます。


※冬の上高地は、経験者がいて天候が悪くなければそれほど難しいコースではありませんが、河童橋まで行かれる場合は、往復6〜7時間かかります。コンディションの悪い場合や、長い時間歩くことになれていない方が行くと、途中で動けなくなっても、車も何もないので、何とか帰り着かなければなりません。また、途中にトイレはありますが、売店はもちろんありません。万全の準備をしてお出かけください。