信州・まつもと大歌舞伎「切られの与三」千秋楽に行きました!

2018.6.19
57
信州・まつもと大歌舞伎「切られの与三」千秋楽に行きました!

歌舞伎色に染まった6月の松本

6月10日の登城行列から昨日18日まで、まつもと市民芸術館ののぼり旗、JR松本駅や街中になびく歌舞伎のフラッグを見てワクワクの日々でした。

 

いよいよ6月18日「切られの与三」を観に出かけました。

2年に1度、今年で6回目を迎えた「信州・まつもと大歌舞伎」もちろん6回とも観ています。

毎回どんな演目でどんな舞台を見せてもらえるのか、楽しみです。

先ずは、入口で雰囲気を味わいます。

市民芸術館の魅力はこのエントランス階段にあります。

動く歩道型エスカレーターに身を委ね、これから向かう舞台に気持ちを高めていきます。

上から賑やかな声が響いています。

2階では、人形浄瑠璃の大道芸!

今年の縁日は、「恋路横丁」

千秋楽だからか、毎日こんなにも賑わっていたのか、とにかくお祭り騒ぎのような賑わいです。
各ブースが、歌舞伎にちなんだ商品が並び
賑やかな縁日風景を楽しめました♪

お客さんも和装が目立ちます、その中でもこんな粋なお二人!!

 

「切られの与三」始まり始まり~~♪

恋路縁日で食べ物をゲットしてビール片手に席につきます。
今回は、市民先行チケット購入に応募して「桟敷席」を獲得出来ました!

桟敷関には、こんなおまけがつきました~手ぬぐいと「与三人形」( ;∀;)かわいい!

中は撮影出来ませんのでこの先は写真はありません。

「切られの与三」てどんなお話しなのか、事前の情報を一切入れないで見ましたら、
何やら聞いたことのあるセリフが・・

以下「信州・まつもと大歌舞伎」公式サイト「市民記者ブログ」より抜粋しました。

もともとは「与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)」と言って、実はとても長い芝居です。
その芝居も元は落語から芝居に起こしたものなんです。

お富、与三郎と聞くと、春日八郎の「お富さん」の歌を思い出す人もいませんか?
実際に聞いてみましたよ。

「♪ 粋(いき)な黒塀(くろべい) 見越しの松に
仇(あだ)な姿の 洗い髪
死んだ筈だよ お富さん
生きていたとは お釈迦(しゃか)さまでも
知らぬ仏の お富さん
エッサオー 玄冶店(げんやだな)

♪ 過ぎた昔を 恨むじゃないが
風もしみるよ 傷の痕(あと)
久しぶりだな お富さん
今じゃ異名(よびな)も 切られの与三(よさ)よ
これで一分(いちぶ)じゃ お富さん
エッサオー すまされめえ 」

この歌の中に 仇(あだ)な姿の洗い髪、玄治店、傷、死んだはず など
いろいろと出て来ますが、ホントに歌舞伎の場面を歌っているんですよ。
見るときに、ちょっとこの歌思い出してくださいね。

長い時愛され、生き続ける伝統芸能「歌舞伎」は奥深く本当に面白いと改めて知った夜でした。
次回も桟敷席が取れることを祈りながら、与三の世界から去りました。
15分の休憩を2回入れた3時間ほどの舞台 千秋楽公演は大いに盛り上がり幕を閉じました。