#のんびり松本 街中を流れる私たちの好きな女鳥羽川を歩く

2020.6.10
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#のんびり松本 街中を流れる私たちの好きな女鳥羽川を歩く

松本市街地を流れる女鳥羽川は、美ヶ原から下る沢を源流に持つ美しい川です。

6月6日かえるの日 ナワテ通りの幸橋から桜橋まで夕方河原を歩いてみました。(撮影日は、6月6日と翌日7日も撮影しました)

女鳥羽川は、あちらこちらで道路から降りる階段があります。

ナワテ通り沿い 赤い中の橋が見えます。

商店街の建物の下を歩いて行きます。

一ツ橋の下

ひとつ橋下

コロナ社ウィスルの影響でしょうか。地域の清掃が遅れている場所がありました。草刈りをしていない箇所は、草がぼうぼう生い茂り歩きにくいです。
後日各所で清掃が行われ、草刈りも進みました。

一ツ橋

(H13年2月竣工) 橋の名の由来は橋を渡り南に「一ツ橋小路」があります。

大橋

大橋通り(R143)は、明治以降に道が出来た新しい通りです。(昭和37年3月竣工)
女鳥羽川沿いに「鎮神社」があり、かつて川が頻繁に氾濫した際に祠を祀った神社です。

水辺の花たち

綺麗な花が咲いていると思いきや、女鳥羽川博士からのご指摘で頂きました。

真ん中の黄色い花は結構増殖気味の侵略的外来植物ワースト100に指定されている「キショウブ」です。

https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80820.html  

左の花3は、この数年でかなり増殖している 草刈り厄介で手を焼いている「ナヨクサフジ」です。

鍛冶橋

(昭和36年3月竣工)
鍛冶町にあるので「かじはし」と名付けられたのでしょうか。
渡った先には、伊織霊水があります。

かじはしから念来橋へ

念来寺橋

(昭和36年3月竣工)念来寺は廃仏毀釈でなくなりましたが、今は妙勝寺になっています。旧念来寺当時の鐘楼が現存していて、今年の3月に新しい鐘がつき話題になりました。

湧水の宝庫であるこのエリアには、川にも湧き水が湧いています!

清らかな湧き水が流れてきて水草が生えています。

水草

水草のなかにあるのは左が特定外来生物指定のオオカワヂシャ、真ん中がミゾソバ、右にちょっと見えるのがミントです。

昔の木の杭が今でも残っています。

ハッキリと湧き出でる水を見ることが出来ます。

湧き水

 

清水橋

地名から橋の名前が付きました。

川を歩く

 

清水橋から上流へ行くに従い、河原の幅が広くなります。

清水橋から上流へ

 

河岸整備も終了して、歩きやすい環境が整えられました。

源橋

3年程前に橋の架け替えがおこなわれ広く綺麗になりました。

橋の下から覗くと橋の底に鉄板が貼られて真っ平になっています。鳥や虫などの巣を作りにくくしているのでしょうか。

源橋の下

この日陽が暮れて涼しくなってきたら、源橋と桜橋の間の河原からカジカガエルの鳴き声が聴こえてきました。数匹いてあちこちから美しい声が響いていました。シュレーゲルアマガエルの声も聴こえます。
夜が更けていくと、厚い雲の合間からおぼろ月が昇り、「ゲロっ」という蛙の鳴き声が聴こえきました。ツチカエルかな?

桜橋から源橋を眺める

更に上流へ進むと河原も広く、ベンチも置かれ草がしっかり刈ってあればのんびり出来ます。

昨年10月の台風19号の影響で川の形態が大きく変わりました。
特に信州大学付近の河原は、大きくえぐられ、足を踏み入れなかった河原の鬱蒼とした草がほとんど流されて、とても広い河原が出来ました。

先日散歩していたら、川の石をつたい、いったり来たりしている子供を見かけました。
ほのぼのする光景でした。

旭橋付近

川沿いを散歩したり、河原のベンチでゆっくりのんびり過ごす貴重な時間「のんびり松本」

下流沿いを書いた「犀川通船を辿る~女鳥羽川~」もご覧ください。