信州味噌の文化を満喫できる場所

2018.2.15
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信州味噌の文化を満喫できる場所

松本市民芸術館や松本市美術館から徒歩5分ほどで行ける場所に、味噌の蔵と売店、食事処が一緒になった「石井味噌」さんがあります。信州味噌の文化を満喫できる場所です。

食事処ではランチセットや具沢山の豚汁をいただくことができますので、もしお食事できるならば、まずは注文してお食事を待つ間に無料の味噌蔵ガイドツアーをお願いすると良いでしょう。

写真左側には湧水。味噌の仕込み水も敷地内から湧く水を使用しているそうです。
 

古いものでは100年ほどになるという大きな杉樽が並ぶ蔵で、味噌の健康効果や現在の味噌生産の現状、味噌作りへのこだわりなどを大変丁寧に教えてくれます。所要時間は10〜12分程度で、お一人様から対応してくれます。外国からのお客様も多いらしく、英語でのガイドもできるそうです。

お味噌は日本全国で作られていますが、そのうち約4割が長野県で生産されています。外国産大豆を使い工業的に醸造されているものも少なくないのですが、石井味噌さんは、杉樽による天然醸造・国産原料・無添加の味噌作りにこだわって醸造しているそうです。古来から作られてきた味噌の醸造を感じることができ、食文化の意味からも興味深く楽しめると思います。

ランチセット


ランチセット(税込1,000円)をいただきました。

具沢山でボリュームたっぷりの味噌汁と、味噌焼きおにぎり、2種類のかわり味噌をつけながらいただく白おにぎり、味噌ドレッシングのサラダ、野菜の味噌漬けと副菜、食後には味噌アイスも付く、味噌づくしのランチです。取材時は、期間限定で「味噌落雁」も付いてきました。

じっくり熟成された三年味噌は色は濃いですが、まろやかで癖のないお味でした。

ランチの時間とは違った時間に訪れても、味噌汁の無料試飲や、「味噌ソフト」(税込300円)を味わえます。

 

 

売店には、三年味噌はもちろん、味噌を使った漬物や菓子など、沢山の味噌関連商品が並んでいます。お土産を探すのにも良さそうです。